曉鋼(ぎょうこう)が、もじもじしながら
檀冷(だんれい)を夕飯を誘うのですが、檀冷は
「また今度、お伺いさせていただきます。」と冷たく断ってしまいます。
団長達は
「お主は他の子たちに対しては寛大なのに、なぜ皇子殿下にだけそう冷たいんだ?」
と檀冷に尋ねています。
5年前に、曉鋼が、小龍国から戻ってきたときに、国境に迎えに行ったのが、2人の初めての出会いのようです。
何年か前に、曉鋼は百善団に入団、現在、檀冷は別途に、曉鋼に剣を教えているようです。
ですが、檀冷は、断りたかったようですね。なぜでしょう。
夜
-凌千(りょうせん)と檀冷は、一緒に、お酒を飲んでいます。
檀冷の好みは、目鼻立ちがはっきりとした、濃くてかっこいい顔立ちに
明るくて善良でありながらも、大人びた面影があり、加えて雄の臭いがしない
初々しい者だそうです。
初めて会った曉鋼は、本当に愛らしく、可愛く、柔順で善良な印象の端正な顔立ちをして、影もなく元気で誠実で、完璧なまでに、檀冷の好みでした。
凌千は、
「時間が経てば、君もすぐに諦めると思っていたのだが、
よりによって、なぜ皇子殿下に惚れてしまっんだ。」と。
狩り大会で、
曉鋼が山猫を飼ってみたいと何気なく言ったのを聞いて、檀冷は、
知らんぷりしつつ、気に入られたい一心で、山猫を生きたまま捕まえて、
脇腹に抱えていたら、その爪に傷をつけられたようです。
なんか、、、本当に、檀冷って、かわいらしいですねぇ。あとここ、重要。
檀冷の好み
幼少の頃、同年代の娘たちに囲まれ寝込むほどの病気になった。
少し大きくなった頃には、年の離れた男たちに、付きまとわれるだけでなく、男妾になることを条件に、決闘を申し込まれ、3日を空けず刃を血に染めた。
そこからさらに大きくなると、婚期の女人たちに目をつけられ、仲人の出入りのせいで屋敷の敷居がする減るくらいだった。
唯一うんざり、することのなかった、少年たちに目がいくようになったそうです。
檀冷って、かわいそうですね。外見が美しいのも、大変です。
私の知り合いの20代の男の子も、眼鏡をかけて、髪を染めて、ぼさぼさにして、
通勤していました。モテるのも大変ですね。